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February 15, 2007

正しい判断力

 八甲田山の雪崩事故について、死者を出してしまったガイドの人の責任が問われることになるのだろうが、もし自分がそのガイドの立場であったならどうしただろうかと考える。

 実際に、雪崩の危険性を見極めて、日程を取りやめたガイドさんもいるし、安全なコースに変更したガイドさんもいたらしい。そういう正しい判断ができたガイドさんにはとても敬服する。

 仏教では、事象を因と縁によって暴流(ぼうる)しているものとしてとらえ考えるから、一寸先に何が起きるかわからないものとして物事の成り行きを考えることになる。その智慧によって、ある程度は事故を予見して回避する判断ができるであろう。

 しかし判断をぶれさせるのが「我(自我)」だ。自分本位の思慮、損得、甘え、怠け、油断、功名心などの邪な自我意識が、正しい判断をぶれさせてしまう。だから何事も「正しい」ことをするという事には、邪な自分に「ぶれない」ことなのである。仏教では「正」とは「無偏邪」と説く。

 人生ではあらゆる場面で「正しい生き方」は問われる。

 青森市の八甲田山系にある前嶽(1252メートル)北側斜面で14日に山スキーのツアー客ら10人が死傷した雪崩事故で、今回の雪崩現場の真上の斜面で2日前にも真新しい雪崩の跡が見つかり、ガイドとツアー客はこれを避けて滑走中に事故に遭ったことが、青森県警の調べでわかった。

Click here to find out more! ガイドからは「雪崩現場を避けて下の方で滑った」という内容の供述が出ているといい、県警は、雪崩が起きていたことを知りながらツアーを実施したガイドらの判断に問題がなかったかどうかについて、関係者から事情を聞くなどして調べている。

 県警や関係者によると、12日に見つかった雪崩は、今回の事故があった斜面よりも山頂に近い場所で、同日に起きたとみられる。雪崩の規模は幅約20メートル、長さ約50メートルとみられ、今回の現場からは100~200メートル離れていた。県警によると、ツアー客は初心者と上級者が別々のグループを作り、この雪崩の現場を避けるようにして、初心者はやや離れた緩斜面を滑った。上級者は、雪崩現場に、より近い急斜面を滑走していて雪崩が起き、上級者を中心に巻き込まれたという。県警に対し、ガイドは「雪崩は想定できなかった」などと説明しているという。

 一方、14日に現場コースでツアーを開催する予定だった別のグループのガイドは、「風が強く、雪崩が起きる危険性がある」と判断し、別のコースに変更していた。こうした状況から、県警は今回のルート選択に問題がなかったかどうかを調べている。

(2月15日14時38分 読売新聞)

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February 13, 2007

チョコレートの苦味

 バレンタインデー関係なしで、このところチョコレートが好物になっている。精神的疲労感のある時などに無性に欲しくなったりする。

 昨日NHKで放映された「プライム10〝パリ 世界一のチョコレートの祭典〟」も興味深く視聴した。

 でも、チョコレートの原料であるカカオ農産には、子どもの人身売買、強制労働などによる児童労働が大きく関わっている問題を忘れてはならない。僕は、カカオと児童労働の関係について知識だけはあっても、うっかり思い過ごしてしまっていた。だが今日のCNNのニュースによって、チョコレートの苦味が想起こされ我に返った。

「児童労働で作られたチョコ食べた」と有罪判決求める

アムステルダム──オランダ人のジャーナリストが9日、オランダの裁判所に対し、児童労働により収穫されたカカオを原料としたチョコレートを食べたとして、有罪判決を求めた。自分が有罪になることで、多くの消費者たちに、世界各地で搾取されている児童が数多くいることを知ってもらいたい、としている。

テウン・ヴァン・デ・キューケン氏(35)の主張は、児童労働により「奴隷状態」にある、アフリカ西部コートジボワールの子どもたちが収穫したカカオを原料としたチョコレートを食べている、というもの。

コートジボワールは、チョコレートの原料となるカカオの主要産国。2002年の内戦以来、国内情勢は不安定となっている。国際人権団体が、カカオ農場における児童労働の横行を非難している。

キューケン氏は2年前にも同様の訴えを起こしているが、この時は検察側から、「直接カカオの流通に関わっていない」と、犯罪の対象とならないと判断を受け、罪には問われていない。

しかし、「もしも私が有罪になれば、チョコレートの消費者も訴追される可能性が出てくる。人々がチョコレートの購入を取りやめて大企業の売り上げに打撃を与えれば、問題解決の糸になると思う」として、2年前の検察側の判断に対して、訴えを起こした。

キューケン氏はこれまでに、コートジボワールの隣国ブルキナファソで、奴隷のよう売られたという子どもたちを取材。その多くが、コートジボワールのカカオ農場で強制的に働かされているという。裁判では、こういった子どもたちを連れて出廷し、現実を訴えるとしている。

一方、欧州カカオ協会のロバート・ツェンダー事務局長は、「児童労働問題があることは否定しないが、これを奴隷と表現するのは誤りだ。児童労働問題については、各国政府やNGO団体と協力して対応している」と述べている。

また、欧州の菓子業界団体CAOBISCOのデイビッド・ジマー氏は、チョコレートの購入をボイコットすれば、1000万人にも達するアフリカ西部のカカオ生産者の生活を直撃すると指摘している。

○アムネスティの『バレンタインデー・アクション』

○チョコを選べば、世界が変わる チョコレボ!

○児童労働を考えるNGO団体ACEによる特集記事『チョコレートと児童労働』

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February 06, 2007

ダライ・ラマが大学教授に!

CNNニュースより

米ジョージア州アトランタ──チベット仏教の指導者ダライ・ラマ14世が、米エモリー大学から客員教授の称号を授与された。同大学の関係者が5日明らかにした。ノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマが大学職に任命されたのは初めて。

ダライ・ラマは声明を発表し、「わたしは教育が人類の繁栄や、公正で平和な社会の創造に不可欠な道具だと固く信じている。今回の任命で、この分野でのささやかな貢献ができることはうれしい」と述べた。

ダライ・ラマの初講義は今年10月20─22日、同大訪問期間中に予定されている。ダライ・ラマはこのほか、科学と精神性に関する会議や、宗教間の対話にも出席する。

同大関係者によると、ダライ・ラマの客員教授就任期間は定められておらず、報酬はない。ダライ・ラマは学生向け講義やインド北部ダラムサラでの海外授業プログラム、大学共同体向け年次講義を担当し、定期的に同大学を訪問する。

このほか、同大はチベット系大学生や大学院生向けに、ダライ・ラマの名前を冠した奨学金を設立する。

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