秘境の宿
四国旅行にした理由には、妻が「かずら橋」に行きたいというリクエストもあり、一泊目は『ホテル祖谷温泉』に宿泊。ここの露天風呂は、谷上のホテルからケーブルカーで谷底へ下って入るというのが特徴になる。だから早目にチェックインしたいと考え、カーナビを頼りにしてホテルへ向かった。
しかし、なかなか着かず時間は午後4時ごろになってしまい、天気は雨で薄暗くなってきた。険しい谷に沿う道路はほとんど対向車とすれ違いできない道の細いカーブの連続で、運転者は泣きたくなる。やっとカーナビの指す目的地まで着いたが、ホテルらしき建物どころか人家も何もない寂しい山中だ。ここから先は引き返すこともままならない位の細い山道だ。どうやらカーナビのデータが間違っていたらしい…。雨はますます激しくなってきた。夜になったら、真っ暗になる来た長道を戻ると考えると、とても不安になってきた。
幸いにも携帯はつながり(山中でもつながり本当に安堵した!)、ホテルに道を尋ねると、どうやら途中の分かれ道で反対方面に来てしまったらしく、そこまで戻れば大丈夫らしい。その分かれ道でもカーナビの指示通りに来たのに!
なんとかホテルに着くと、天気は晴れ、さっきの不安感はウソのようだった。フロントの人に言うと、よく場所が間違っているカーナビがあるという。
いま考えると、なんだかホラー映画の導入部のようなシチュエーションだったなぁ。



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